前回は自他共に尊重するアサーティブ・コミュニケーションについてお伝えしました。アサーティブ・コミュニケーションは相手に直接「私はあなたの存在を尊重しています」というメッセージを伝えられ、より深い信頼関係につながるというところが本質的な概念だと思います。このメッセージは挨拶・言葉使い・身だしなみ・時間を守る・報連相という、いわゆる社会人としてのビジネスマナーを通じても伝えることが可能です。今回は社会人ビジネスマナーを身に付けるとこんなにお得!というコンセプトでコラムをお届けして参ります。
★本日のポイント★
・社会人ビジネスマナーを身に付けるとこんなにお得!
①人から応援される
②チャンスが増える
③AIに代替されない「人間力」が身に付く
④コミュニケーションがスムーズになり仕事が楽しくなる
⑤給料・昇進にプラスの影響がある
・分かっちゃいるけどそんな余裕はない!というときは・・・とにかく休む!
①人から応援される:好印象を持たれ、応援してもらいやすくなる
「この人、感じがいいな」 → 仕事がやりやすくなる!
→ マナーがしっかりしていると、周りの人から「この人と一緒に仕事したい!」と思ってもらえる
→ 忙しいとき、困ったときに「手伝おうか?」と声を掛けてもらいやすくなる
(例)
入社初日に明るく挨拶できると「元気があっていいね!」と好印象を持たれ、先輩が何かと助けてくれます。
電話応対やメールの言葉遣いが丁寧だと取引先があなたに好感を持ち、仕事がスムーズに進みます。
②チャンスが増える
「礼儀正しいし、信頼できるから任せてみよう!」 → 大きな仕事を任される!
→ 社会では「マナーがしっかりしている人 = 信頼できる人」と思われることが多い。
→ 上司や取引先から「この人なら大事な仕事を任せても大丈夫だ」と思われ、キャリアアップのチャンスが増える。
(例)
先輩や上司に対して適切に対応していると、「この人はしっかりしてるな」と思われ、重要な仕事を振られることがあります。
礼儀正しく振る舞うことで、社外の人からも信頼され、思わぬ人脈が広がります。
③AIに代替されない「人間力」が身に付く
AIや自動化が進む中で「人間らしいスキル」もより重要になっていきます。その中でも「対面での礼儀や印象」はAIにはできない人間特有の価値です。対面でのコミュニケーションが苦手な人が増えている現代、逆に「ちょっとした挨拶やマナーができるだけで、圧倒的に好印象になる」ことが起きています。つまり、最低限の挨拶や礼儀ができるだけで、周りと差がつきやすい時代とも言えます。
(例)
AIは計算や分析は得意ですが、「この人と働きたいな」と思わせる力は人間にしかありません。
同じスキルを持っていても、「感じのいい人」「マナーがしっかりしている人」の方が評価されやすいです。
④コミュニケーションがスムーズになり仕事が楽しくなる
「話しやすいし、仕事がスムーズ!」 → 仕事のストレスが減る!
→ 挨拶や報連相(報告・連絡・相談)がしっかりできると、職場の人といい関係が築くことができる。
→ 困ったときも助けてもらいやすく、仕事のストレスが減る。
(例)
朝、しっかり挨拶していると、周りと打ち解けやすく、相談もしやすくなります。
仕事の進捗を適切に報告すると、上司からの信頼が厚くなり、ミスを減らすことが出来ます。
⑤給料・昇進にプラスの影響がある
「この人に任せたい!」 → 昇進・昇給しやすくなる!
→ 社会では「仕事ができる人」だけでなく、「マナーがいい人」「信頼できる人」が出世しやすい。
→ 逆に、マナーが悪いと「仕事ができても、あの人には任せられない…」と思われることも。
(例)
挨拶やマナーがしっかりしていると、上司や取引先から好かれ、評価が上がります。
ビジネスマナーを心得ておくと、大事なプレゼンや取引を任されやすく、収入アップのチャンスが増えます。
・分かっちゃいるけどそんな余裕はない!というときは・・・
どんな形であれ仕事に従事している方たちは社会人ビジネスマナーが大切であることは頭では理解していると思います。それでも気持ちよく挨拶できないとき、報連相が滞るとき、対人関係がわるくなるときは誰しもあると思います。そんな時はとにかく休む!ご自身の身体のコンディション、心身共に健康であることを最優先に考えてみてください。次回は職場で良い人間関係を築くための”自己管理”についてお伝えして参ります。
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