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“なりきる”だけで成果が変わる?Immersion(没入)の極意


目標達成のためのさまざまな手法の中でも、コーチングならではの強力なアプローチがImmersion(没入)です。これは、自分自身が理想の状態に浸り切ることで想像以上の成果をもたらしたり、すでに相手が理想の状態になっている”テイ”で接することで相手の成長を促す手法です。今回は、実際の成功例をもとに、「自分が行う場合」と「相手に行う場合」の2つのパターンを紹介します。


★本日のポイント★


・自分がImmersionを行う場合


・相手にImmersionを行う場合


・自分を爆上げする方法とは?


 

【自分がImmersionを行う場合:威圧的な相手にも自信を持って発言する】


♦状況♦


多様な企業が集まる会議で、社会的地位や権力を背景にした“声の大きい人”がいる場面でも自信をもって自社の意見を伝えたい。


♦事前準備♦


・相手のWant(欲求)を探る


 例えば、権威を認められると機嫌が良い、科学的なデータに納得しやすい、など。


・圧倒的な準備をする


 どんな質問が来ても揺るがないほどのデータや論拠を用意する。


・成功のイメージを持つ


 3週間前から、堂々と発言し、周囲がしっかり聞いてくれるイメージを持って過ごす。


・セルフマネジメントを徹底する


 体調、服装、髪型、内面も外見もベストな状態に整える。


♦当日の実践♦


・朝のルーティンを工夫する


 満員電車やSNS、雑多なニュースを避け、余計なストレスを排除する。


・良質な朝食、ウォーキング、ストレッチなどでコンディションを整える。


・堂々と振る舞う


 どんな質問にも余裕を持ち、落ち着いて対応する。


・憧れのロールモデルになりきる。


♦結果♦


事前のイメージ通りに会議を進めることができ、自己効力感(エフィカシー)が向上。


事前準備は大変だったが、成功したことでこれまでにない充実感と爽快感を得る。



 

【相手にImmersionを行う場合:部下を育成する】


♦状況♦


スキル的にまだ十分ではない部下を、次の職位レベルまで成長させる必要がある。


♦日々の関わり方♦


・1つ上のレベル感で接する


「まだ足りない」と見るのではなく、「すでにそのレベルにいる」という前提で関わる。


・相手の可能性を信じる(ピグマリオン効果)


 まだできていなくても、「あなたにはその力がある」という前提で接する。


・分かりやすく具体的に伝える


 言い換えを活用し、相手に伝わる言葉で指導する。


・具体的に褒める・指摘する


 抽象的ではなく、具体的な行動や成果に対してフィードバックを行う。


♦結果♦


・徐々に部下のスキルが向上し、視座も上がる。


・上司自身の育成力も向上し、自己効力感が高まる。


・周囲から「育成力がすごい」と驚かれるほど、上司のマネジメント能力が向上する。



 

【自分を爆上げする方法とは?】


理想の姿に一時的になりきれるくらいエフィカシー(自己効力感)を上げるには自分はどのような在り方と行動をすれば良いのか?ということを自分自身が把握することが大切です。


あなたはご自身を”上げる”方法、知っていますか?下記の記事でもご紹介していますのでご参考くださいね。




Immersionの手法を活用すると、自分自身が理想の状態に没入することで想像以上の成果が得られたり、相手の成長を促すことが可能となります。


このアプローチを日常に取り入れ、ぜひ理想の未来を手に入れてください♡



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