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対話力を高める


前回は



ハイコンテクスト

コミュニケーション

ローコンテクスト

コミュニケーションの違い



についてお話しました。

(記事はこちら★



私たち日本を含む

アジア圏の国々では

同じようなバックグラウンドや

経験を持つ人々が

集まっているため



伝えようという努力をしなくても

なんとなく通じ合ってしまう

環境があります。

(ハイコンテクスト

コミュニケーション)





一方、欧米では

コミュニケーションに対する

考え方が大きく異なります。



異文化の民族が

共存している地域では

コンテクストの共有や

理解が難しいので



言語によるコミュニケーションを

重要視します。

(ローコンテクスト

コミュニケーション)





ではどのように

ローコンテクスト

コミュニケーション力

高めたら良いのでしょう?



ローコンテクスト

コミュニケーション



においては

自分や相手のバックグランドを



”言語”



を通じて

伝える必要があるので



① 対話力

② 表現力

③ 論理的思考力



が重要になってきます。



今日は



① 対話力の高め方



についてお話して参ります。



突然ですが

あなたは合コンに

参加したこと

ありますか?





合コンとは

合同コンパのことですね。



かくいう私は

1回しか参加したことが

ないのですが・笑



と言っても

大昔の話なので

今は事情がだいぶ違うかも

しれません・苦笑



いずれにしても

合コンでモテる

男性・女性には

ある特徴があります



それは



相手から

自分との共通点を

引き出すのが

が上手!!



きみ、どこ出身?

修学旅行はどこ行った?



音楽好きですか?

どんなジャンル聞いてますか?



これらは

初対面の相手と

会話を膨らませるために



共通点探し



をしている訳です。



では異文化コミュニケーションの

お話に戻ります。



前回

コンテクストとは



言語

共通の知識

体験

価値観

ロジック

嗜好性



など

会話の中で使われる”要素”

のことを表すと

お伝えしました。



つまり



ローコンテクスト

コミュニケーション



においても

それらの要素の中から



欧米圏の方たちと

自分との共通点



を見つけると良い訳です。





共通点を見つけるためには



対話力を高める



ことが重要です。



ではどのように

対話力を高めたら

良いのでしょう?



ニック・ウィリアムソン氏によると



欧米人の方たちは

下記のように

対話を進めています。



質問する

感想を述べる

話を繋げる

質問する

感想を述べる

話を繋げる

繰り返し





一方

アジア人同士ですと



質問する

空気を読んで

質問に答える

終わり



でも対話が成り立って

しまうのです!!



むしろ

質問にだけ答えて

余計なことを言わない方が

慎ましいと捉えられる

傾向すらあります。



では欧米圏では

どうでしょう?



相手の質問の真意を

見抜かずに

質問にだけ答えると・・・



しーん・・・

(沈黙が続く)



なぜか?

まさか1文で終わるだなんて

思っていないので



待ってくれているのです!!!



親切な人なら

再度、いろんな角度から

質問してくれます。



ただし

大抵の場合は



”質問したことにしか

答えない

オモシロクない

アジア人”



”私に何も

質問してこないなんて

このアジア人は

私に興味ないのね”



と捉えられ

その後

会話が弾むことは

ないでしょう・・・。



これが私が渡米当初

初対面のアメリカンと

会話が続かなかった

理由です。



沈黙の間

お相手のアメリカンは

私が話を繋いで

相手に質問することを

待っていたのでしょう・・・。



1つ実例をご紹介しますね。

アメリカから日本へ

一時帰国したときのお土産に

桜の栞をアメリカンの先生に

お渡しした際の

エピソードです。





Vicky: なんて綺麗なの. 素敵なお土産ありがとう!


Yukari: どういたしまして。

気に入ってもらえると嬉しいです。


Vicky: これを見るとワシントンDCの桜を思い出すわ。

昔、ちょっとだけだけどホワイトハウスで働いていたことがあるの。


Yukari: え?本当!?

大統領の下で働いてたことがあるの?どの大統領?


Vicky: 私の仕事はカーター大統領の元に届く手紙を読むことだったの。

年がバレちゃうわね・笑 

たくさん手紙が届くから重要なメッセージだけ必要があったのよ。


Yukari: なんだかスゴイですね!

ところで・・・

大統領宛ての手紙を読むのって危険じゃなかったの?

ほら、ネガティブなものもあったでしょう?


Vicky: そうね、もちろん少しはあったわ。

でも大抵は大統領に対して感謝の気持ちを表すものばかりだったのよ。

今はEメールやツイッターやフェイスブックで簡単にオバマ大統領と連絡が取れるけど、あの頃は今とはだいぶ事情が違ったのよ。



Vicky: How beautiful it is. Thank you so much for your lovely gift.


Yukari: My pleasure. I hope you'll like it.


Vicky: It reminds me of Cherry blossom in Washington, D.C.

I used to work at Whitehouse for a short period.


Yukari: Oh, really? You work for a President? Which president?


Vicky: My job was to read letters for President Carter. You'll see how old I am, haha. Plenty of letters were sent for the President daily. So it was necessary to choose the essential messages to reach President Carter.


Yukari: Wow, that sounds interesting. I wonder...was it not dangerous to open letters for the President? You know, sometimes there must have been a negative opinion.


Vicky: Well, of course, there were few. Most of the comments expressed their appreciation for him. Now that you can contact quickly with President Obama by E-mail, Twitter, and Facebook, but it's quite different at that time.



いかがでしたか?

ヴィッキー先生は

桜の栞を見て





自分の体験の中から



”桜”



という共通点を

見つけてくれました。





ここでのキーフレーズは



It reminds me of ~.

それ(を見ると)~を思い出します。



です。

共通点を見つけたあと

話を繋げるのに

よく使われる英語表現です。

是非、活用してみてください。



その後



ホワイトハウス



というキーワードから

私は



どの大統領の元で働いていたの?



と話を繋げる質問を

投げかけました。



ヴィッキー先生は

その質問を受けて

大統領の名前と

どんな内容の仕事だったのか

話を繋げて下さいました。



いかがでしたか?

実践あるのみ、なので

上記を参考にして

ローコンテクスト

コミュニケーション

に活かしてみて下さいね。



ではまとめますね。

欧米圏の方たちと

話を弾ませるためには



自分と相手との共通点を

見つけることが大切



です。

その共通点を見つけたあと

話を繋げるためには



対話力を高める



ことが必須です。



対話力を高めるには



質問する

感想を述べる

話を繋げる

繰り返し



このサイクルを回すことで

自分と相手との共通点が見つかり

その話題について

話が弾むというお話を

お伝えしました。



次回は





に方法について

お伝えして参りますね。




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