前回は
ローコンテクスト
コミュニケーションにおいて
① 対話力を高める
方法を
お伝えしました。
(記事はこちら★)
ローコンテクスト
コミュニケーション
においては
自分や相手のバックグランドを
”言語”
を通じて
伝える必要があるので
① 対話力を高める
② 表現力を高める
③ 論理的思考力を高める
ことが重要になってきます。
今回は
② 表現力を高める
方法について
お話して参ります。
おいしい料理を食べたときや
すてきなプレゼントをもらったとき
「おいしい」
「うれしい」
といった感情はあるものの
大胆に自分の思いや
感情を表現することが
苦手という人は
少なくないのではないでしょうか。
欧米人のように
ストレートに感情を表現するのは
どこか照れ臭いし
日本人同士でやり取りする限り
別に表現力が乏しくても
それほど困らないのが実情です。
ところが日本を一歩でると
事情は違ってきます。
ローコンテクスト
コミュニケーション
においては
表現力を高める
必要があります。
なぜなら、
ハイコンテクスト
コミュニケーション
においては
空気を読んで察したり
なんとなく通じてしまう部分を
”言語を通じて”
伝える必要があるからです。
表現力とは
”表情”
”言語”
”芸術活動”
などを通じて
自分の思いや感情を
伝える力のことです。
言語で表現する詩人や
小説家、音楽、絵画
舞踊などで表現する芸術家
テレビや舞台で
活躍する役者たちは
「表現者」
と呼ばれることもあり
豊かな表現力を
身につけています。
彼らは自分が感じたことを
顔の表情や身ぶりで表したり
自分の思いや感情などを
言語や音楽、絵画などを
芸術活動を通じて
表現する力を
備えています。
なにも「表現者」のように
プロフェッショナルになる
必要はありません
もっと身近な例で言えば
人に自分の考えを
わかりやすく伝える
「話す力」や「書く力」も
表現力です。
幼少時代から身につけておきたい能力として
文部科学省が定める
の言語活動の充実に関する
基本的な考え方
において
思考力や判断力と並んで
「表現力」の向上
が課題とされているほど
とても重要な能力なのです。
では具体的に
どのように表現力を
高めて行ったら良いのでしょう?
ここでは表現力を磨くための
3つのポイントをお伝えします。
1.ボディラングエイッジを使う
2.3倍量の情報を渡す
3.海外ドラマを見たり
小説などを読み
ユーモアセンスと語彙力を磨く
まず始めに
ボディラングエイッジは
容易に想像できますね。
欧米人の方々は
とにかく表情が豊かです。
嬉しいときは
顔全体で
喜びを表現します。
驚いたときには
体全体で
驚きを表現します。
コミュニケーションを取るときは
相手の方にしっかり
身体を向けます。
※相手が話しているときに
相手の目をしっかり
見ていることが多いです。
自分が話するときは
相手の目を凝視する必要は
ありません。
そして何より
笑顔
が大切です。
広角を上げて
笑顔でいるだけで
コミュニケーションは
円滑に進むものです。
意識してみてくださいね。
次に
2.3倍量の情報を渡す
日本人同士の
コミュニケーションを見ていると
ある質問に対して
1つ分の情報量しか渡さなくても
一般常識や
共通知識や
空気を読んで
なんとなく
通じ合ってしまう
傾向があります。
一方
ローコンテクスト
コミュニケーションにおいては
ある質問に対して
1つ分の情報量しか渡さないと
まさかそれで話が終わる訳がない
と思われて
沈黙が続きます。
例えば
初対面のアメリカンに
What brought you here?
アメリカにはなぜ来たのですか?
と聞かれたら
私たち家族の場合は
主人の仕事の都合で
5年前にアメリカに
越してきました。
その前はずっと日本に住んでいて
アメリカに住むのは
これが初めてです。
日本では石川県と言う
西海岸側に住んでいました。
東京の反対側に位置しています。
子供たちはそれぞれ
2歳と5歳で来ましたが
2人ともアメリカでの生活を
気に入っています。
I came to the States five years ago because of my husband's work.
This was the first time for us to live in America.
In Japan, we lived on the west coast called Ishikawa Prefecture located on the other side of Tokyo.
My children came at the age of 2 and 5 respectively, and they both love living here in the States.
くらいの情報量を乗せて
答える必要があります。
これがもし
主人の仕事の都合で
5年前にアメリカに
越してきました。
We came to the States five years ago because of my husband's work.
しか答えないと
Before moving here,
where did you live?
と親切な人なら聞いてくれます。
日本です。
Japan.
としか答えないと
Where did you live in Japan?
とこれまた親切な人なら
聞いてくれます。
日本のことに興味がなかったり
聞くのがめんどくさいと思われたら
会話終了です。
よく、アメリカンは
マシンガントークだと言われますが
それはこのように
1つの質問に対して
3倍量の情報を
渡しているからなんですね。
決して、自己主張が強いだけでは
ないのです。
便宜上、アメリカンと
書いていますが
大人しいアメリカンもいれば
オーバーリアクションではない
アメリカンもいます。
あくまでも一般論を
お伝えしました。
参考にしてみて下さいね。
最後に
3.海外ドラマを見たり
小説などを読み
ユーモアセンスと語彙力を磨く
こちらは文字通り
海外ドラマを見て
住んでいる土地の
国民性やユーモアセンスを
身に付けたり
Photo: Everett Collection/AFLO
小説などを読んで
五感で感じることが
できるような語彙力を
身に付けることが
大切です。
海外ドラマや
コメディー番組を見ると
アメリカ独特の文化が
読み取れるようになってきます
日本でも漫才や
お笑い芸人の芸を見て
笑うためには
日本人の笑いのツボを
知っておく必要がありますね?
欧米人でも同じことが言えます。
アメリカ人とイギリス人でも
笑いの質や種類が
違うことが分かってくるでしょう。
まとめます。
ローコンテクスト
コミュニケーション能力を
伸ばすためには
② 表現力を高める
必要があります。
具体的に
表現力を高める方法として
3つご紹介すると
1.ボディラングエイッジを使う
2.3倍量の情報を渡す
3.海外ドラマを見たり
小説などを読み
ユーモアセンスと語彙力を磨く
です。
是非、取り組みやすいものから
実践してみて下さいね。
次回は
方法について
お伝えして参りますね。
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