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セルフイメージ:あなたの人生を密かに操るプログラム

  • 執筆者の写真: Yukari Nitta
    Yukari Nitta
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

こんにちは、認知科学コーチングの専門家の新田ゆかりです。


前回は、脳のフィルター機能「RAS」についてお話ししました。


「重要だと思うことしか見ない」というこのシステムが、私たちの現実認識を形作っているのです。 今日は、この「重要だと思うこと」の基準となる「セルフイメージ」について掘り下げていきます。


◆ あなたの中の「私はこういう人間だ」というプログラム


セルフイメージとは、「私はこういう人間だ」という自己認識のこと。


例えば:


・「私は几帳面な人間だ」

・「私は新しいことに挑戦するのが苦手だ」

・「私は人の役に立つ存在だ」

・「私は常に完璧でなければならない」


こうした認識は、必ずしも意識的なものではありません。


むしろ、長年の経験や周囲からの言葉、成功体験や失敗体験から無意識のうちに形成されていることが多いのです。


◆ セルフイメージがあなたの行動を制限する


驚くべきことに、人は自分のセルフイメージに合った行動しか取らない傾向があります。 たとえセルフイメージが現実と一致していなくても、脳はその「思い込み」に沿って行動するよう私たちを導きます。


例えば:


・「私は英語が苦手だ」というセルフイメージを持った人は、英会話のチャンスがあっても「どうせ上手く話せない」と諦めてしまう

・「私は人に頼ることが苦手だ」というセルフイメージを持った人は、助けが必要でも一人で抱え込んでしまう

・「私は常に周りに気を遣う人だ」というセルフイメージを持った人は、自分の希望を伝えられず、後悔する こうしたセルフイメージが、知らず知らずのうちにあなたの可能性を狭め、行動範囲を制限してしまっているのです。


◆ 自分の中のセルフイメージに気づく


では、あなたはどんなセルフイメージを持っているでしょうか?


今日は、ぜひ以下の質問に答えてみてください。


【セルフイメージ発見ワーク】


1. 「私は〇〇な人間だ」という文章を、思いつくまま10個書き出してみましょう

2. それらの中で、あなたを制限していると感じるものはありますか?

3. それらのセルフイメージは、いつ、どんな経験から形成されたと思いますか?

4. もしそのセルフイメージがなかったら、あなたはどんな行動ができるでしょうか?


このワークを通じて、無意識に自分を縛っている「思い込み」に気づくことができるかもしれません。


◆ セルフイメージは変えられる


ここで朗報です。セルフイメージは変えることができます。


次回はセルフイメージを形作る


「言葉と感情の力」


について、そして


新しいセルフイメージを育てる具体的な方法についてお話しします。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


次回も新たな気づきをシェアできることを楽しみにしています。





 
 
 

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